FUJIKURAの「DAYTONA SPEEDER」は、抜群の方向性を感じられ、さすがの超高級ラインという感じのシャフトです。
ヘッドスピードが早めで、叩いても暴れにくいシャフトがいい人はmamiyaの「LIN-Q BLUE EX 」がおすすめです。
FUJIKURAの「VENTUS TR BK 」は低弾道なので球が上がりやすい人や、ツアープロからの信頼も厚いので競技志向のアスリートは試してみるといいでしょう。

最近はヘッドの大型化に伴い、トルクが多めのものが多いのですが、フェースが開きやすくドライバーに悩んでいるという人は低トルクのシャフトを選択肢に加えるのもいいと思います。
低トルクのシャフトはねじれにくく、フェースが開きにくくなるため、スライスのミスを減らすことができます。
ただ、操作性がある反面ミスもそのままクラブに伝わりやすいので、ある程度上級者の方が低トルクのシャフトは扱いやすいと思います。
今回ご紹介するシャフトもハードなものが多いのですが、比較的扱いやすいシャフトもあるためご自身に合ったものを選んでみてくださいね。
おすすめの低トルクのシャフトを5つ選んでみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
おすすめの低トルクのシャフト5選
1.DAYTONA SPEEDER(FUJIKURA)
デイトナスピーダーは、今地球上にある高品質素材でつくられた最高に飛ぶシャフトです。
低トルク設計で、弾きとスピード感を維持しながらも、振りやすさを兼ね備えています。
手元がしっかりしていて振りやすく、叩きに行ってもつかまり、抜群の方向性と飛距離アップが期待できます。

メーカー希望小売価格 | 88000円(税込) |
---|---|
フレックス | R~XX |
長さ | 47.0 |
重量 | 51.5~66.5g |
キックポイント | 先中調子 |
トルク | 2.6~3.9 |
Tip径/パラレル長(㎜) | 8.5/- |
Butt径(㎜) | 15.10~15.50 |
強度と弾性率を極限まで高めた、最先端素材「トレカ®M40X」採用し、驚くほどの弾きとスピードを体験できます。
また、世界一硬い素材の「超高弾性90tカーボン」、強靭さとしなやかさを併せ持つ「パイロフィル®MR70」と「トレカ®T1100G」を使用することにより、最大の加速感を味わえます。
さらに、強くしなやかなしなり戻りを感じられる「RC15%プリプレグ」を使用し、最先端かつ高品質の素材を「ボロン繊維」でまとめたのが、安定感のある超高速シャフトデイトナスピーダーです。
打ってみた感想
さすがの超高級ラインで、すごくしなやかさを感じられます。
方向性もよく安定感もあり、多くの人が使いやすいと感じるシャフトだと思いました。

2.VENTUS TR BK(FUJIKURA)
ベンタスTRシリーズはツアープロからのフィードバックが反映されているのが特徴で、ベンタスTRブラックは、低弾道、低スピンの一番ハードなモデルです。
世界のトッププロからも信頼されていて、安定性を追求したシャフトで優れたボールコントロール性能を発揮します。
ベンタスTRブラックは、ベンタスブラックよりも手元側の剛性を高めてあり、剛性差によってしなりを感じられるのが特徴です。
ベンタスブラックが難しいと感じた人も、ベンタスTRブラックはつかまりもよく振りやすさがアップしているので、ぜひチェックしてみてください。

メーカー希望小売価格 | 55000円(税込) |
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フレックス | S~X |
長さ | 46.0 |
重量 | 59~89g |
キックポイント | 元調子 |
トルク | 2.6~3.5 |
Tip径/パラレル長(㎜) | 8.5/- |
Butt径(㎜) | 15.40 |
最外層に独自の開繊クロス材を使用することにより、中間部のねじれと曲げの剛性を高め、さらなる安定性が期待できます。
既存のベンタスブルーと同じ「VelocoreTechnology」 を搭載し、超高弾性70tカーボンと高弾性カーボンをバイアス層に積層することにより、芯を外して打ったとしても、ヘッドのねじれを抑えて優れたボールコントロール性能を発揮します。
そして、シャフト先端は高い曲げ剛性で、高初速、低スピンで飛距離性能を最大に引き上げています。
ベンタスTRブラックは低弾道なので、球が上が上がりすぎてしまう人にもおすすめです。
打ってみた感想
一般的にはハードなシャフトではありますが、方向性も良く、手元側にしなりを感じて振りやすいように思いました。
安定感重視の人におすすめです。

3.LIN-Q BLUE EX(mamiya)
LIN-Q (リンク)BLUE EXは、飛び系の中元調子のシャフトで、安定感があり、叩けて振り抜けます!
攻撃性と安定性を両立した、強烈なインパクトにより、ゴルファーのパワーを増幅しながらしっかりとヘッドに伝達し、かつてないフィーリングで大きな飛びが期待できます。
ターゲットはアスリート寄りのヘッドスピードが速めな人向きで、振れる人におすすめです。

メーカー希望小売価格 | 55000円(税込) |
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フレックス | R~X |
長さ | 1168/46 |
重量 | 58.0~79.0g |
キックポイント | 中元調子 |
トルク | 2.8~3.4 |
Tip径/パラレル長(㎜) | 8.5/- |
Butt径(㎜) | 15.40~15.55 |
LIN-Q(リンク)はアメリカでPGAツアー用に開発されたブランドですが、アメリカと素材が異なり、高級素材の「トレカT1100G」と「トレカM40X」をふんだんに使用しています。
それにより、安定感を生み出しインパクトでのプッシュ感も後押しして飛距離アップが期待できます。
また、キーテクノロジーとなっているのが潰れに強い「Qプライコア」で、スムーズな切り返しとフィーリングの良さにつながっています。
高級素材をふんだんに使用し、UST Mamiya独自のノウハウがつまった高性能シャフトです。
打ってみた感想
インパクトでシャフトが走る感じがあり、低弾道で強い球が出ます。
左に行きにくく、方向性もよかったです。

4.TENSEI Pro Orange 1K Series(三菱ケミカル)
テンセイプロオレンジ1K シリーズは、先端の剛性を高め打点の縦ぶれを低減し、さらにトルクを抑えることにより左右の打ち出しのずれも抑制し、サイドスピンを低減した曲がらないシャフトになっています。
振り抜きやすいカウンターバランス設計とクロスリンテックのテクノロジーにより、炭素繊維のポテンシャルを最大限に引き出し、抜群の安定性と飛距離性能を両立しています。
安定した飛びと方向性により、スコアアップを目指す人におすすめです。

メーカー希望小売価格 | 55000円(税込) |
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フレックス | R~TX |
長さ | 1168 |
重量 | 55.5~90g |
キックポイント | 元調子 |
トルク | 2.4~3.9 |
Tip径/パラレル長(㎜) | 8.6/75 |
Butt径(㎜) | 15.20~15.40 |
しなやかな炭素繊維の「1Kクロス」をバット部に使用したマルチマテリアルのシャフトになっています。
さらに特徴的な「クロスリンテック」というテクノロジーにより、マトリクス樹脂の組成を最適化して、弾性と強度を高め、三菱ケミカルが誇る高性能炭素繊維の「MR70」の持つポテンシャルを引き出しています。
数多の材料からなるテンセイプロオレンジ1Kシリーズは、しなやかに振り抜け安定した強い球が出る高性能シャフトです。
打ってみた感想
難しいシャフトではありますが、カウンターバランスのおかげで重さを感じず振りやすいと思いました。
方向性も良く曲がりにくい点もよかったです。

5.TOUR AD HD(グラファイトデザイン)
TOUR AD HDは、現在主流となっている大型ヘッドの性能を最大限に活かすことができる、最新素材を組み合わせた弾きとスピンを両立したシャフトです。
ちなみにHDは「Hyper Drive」の略で、手元部の剛性を高めたファストテーパー設計によりスピード感が増し、振り遅れにくく、ボール初速の高速化を実現しています。
ねじれは少なめで、方向性も安定しているのでスコア重視の人におすすめです。

メーカー希望小売価格 | 46200円(税込) |
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フレックス | R2~X |
長さ | 1168 |
重量 | 49~88g |
キックポイント | 中調子 |
トルク | 2.6~5.8 |
Tip径/パラレル長(㎜) | 8.6/75 |
Butt径(㎜) | 15.20~15.30 |
新素材カーボンの「トレカM40X」を先端から中間部に使用し、先端部には「トレカT1100G」を使用することによって先端から中間部の剛性が高まり、安定した先端挙動でインパクト時のスピードがアップします。
ダウンスイングでは中央が大きくしなり、比較的しなり戻りが早い、弾き系のシャフトです。
良い意味であまりクセもなく、40g台からあるので幅広い人におすすめできます。
打ってみた感想
抜群の安定感で、気持ちよく振ることができました!
トルクが低めのシャフトの中では比較的やさしく、40g台からあるので安定感が欲しい人にはすごくおすすめです。

低トルクシャフト比較表
商品 | 詳細 | ポイント | 価格 | フレックス | 長さ | 重量 | キックポイント | トルク | Tip径/パラレル長(㎜) | Butt径(㎜) |
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楽天で見る | 万人受けする最高に飛ぶシャフト | 88000円 | R~XX | 47.0 | 51.5~66.5g | 先中調子 | 2.6~3.9 | 8.5/- | 15.10~15.50 |
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Amazonで見る | プロの意見が反映された低弾道低スピンのシャフト | 55000円 | S~X | 46.0 | 59~89g | 元調子 | 2.6~3.5 | 8.5/- | 15.40 |
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Amazonで見る | 安定感がある叩けるシャフト | 55000円 | R~X | 1168/46 | 58~79g | 中元調子 | 2.8~3.4 | 8.5/- | 15.40~15.55 |
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Amazonで見る | 安定した飛びと方向性を叶えるしなやかなシャフト | 55000円 | R~TX | 1168 | 55.5~90g | 元調子 | 2.4~3.9 | 8.6/75 | 15.20~15.40 |
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Amazonで見る | 大型ヘッドの特性を最大限に活かせるシャフト | 46200円 | R2~X | 1168 | 49~88g | 中調子 | 2.6~5.8 | 8.6/75 | 15.20~15.30 |
シャフトのトルクについて
シャフトのトルクとは?
トルクとは、シャフトがどれだけ回転しやすいかを数値で表したもので、通常は2.0~7.0程度の数字で表示されます。
これは、一定の力を加えたときの回転角度で数値が大きいほどねじれやすく、数値が小さいほどねじれにくくなります。
トルクは球のつかまりに影響しやすく、トルクが大きくなるとつかまりやすく、トルクが小さいと引っ掛けにくくなります。
アイアンにはトルクの数値が表記されていないことが多いので、あまり気にする必要はありません。
シャフトのトルクが低いとどうなる?
トルクの数値が少ないほどシャフトがねじれにくいためフェースが開きにくく、スライサーの場合は右へのミスを低減することができます。
また、低トルクの方が操作性があるため、ドローやフェードの球を打ち分けやすくなります。
ただ、ミスした時もそのままクラブに伝わるので気をつけないといけません。