「飛んで曲がらない」を体験できるアマチュアゴルファーにおすすめのシャフトは、三菱ケミカルの「Diamana DF」です。
叩いても暴れず左に行きにくいシャフトはグラファイトデザインの「TOUR AD VF」や三菱ケミカルの「Diamana WS」で、パワーヒッターにもおすすめできます。
ゴルフが上達してくると、フックやチーピンに悩まされることもあるでしょう。
今回はそんな左が怖くなってしまったゴルファーに向けて、おすすめのシャフトをご紹介していきます。
程よくしなり、叩いても左に行きにくい安定感のあるシャフトなどをピックアップしているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
左に行かない！おすすめシャフト５選
1.TOUR AD XC（グラファイトデザイン）
TOUR AD XCは中元調子系のシャフトで、安定したしなり戻りと暴れないインパクトで、効率良くパワーをボールに伝えることができます。
現在は飛距離を重視したウッドが主流になっていますが、TOUR AD XCはその飛距離重視型のヘッドとの相性が良く、組み合わせることによって飛距離アップが狙えます。
自分でシャフトの動きに合わせてタイミングを取れる人でないと扱いが難しいですが、左に行きにくいので、左へボールが曲がってしまう人や、球がつかまり過ぎていた人におすすめです。
| メーカー希望小売価格 | 46200円（税込） |
|---|---|
| フレックス | R2～X |
| 長さ | 1168㎜ |
| 重量 | 47～85g |
| キックポイント | 中元調子 |
| トルク | 2.8～5.7 |
| Tip径/パラレル長（㎜） | 8.5/75 |
| Butt径（㎜） | 15.05～15.40 |
新素材カーボン「トレカ®M40X」を先端から中間部に使用し、先端部には「トレカ®T1100G」を使用することにより、強度が高まり、強いインパクトに負けずに挙動を安定させて、大型ヘッドの飛距離性能をボールにしっかり伝えることができます。
また、打点のばらつきを抑えてボール初速が向上します。
ハードなイメージがありますが、自分のパワーにあったシャフトを選ぶことができ、力で飛ばそうとするのではなくゆったり切り返すことができる人に向いています。タイミングを合わせることができれば操作しやすいシャフトです。
打ってみた感想
適度にしなり思い通りに打てるので、ミスが減ったように思います。
左に行きにくく、余分なスピンを抑えて飛ばすことができたのが良かったです。
力まずゆったりとしたスイングであれば、操作しやすいシャフトだと思いました。
ポチップ
2.TOUR AD VF（グラファイトデザイン）
TOUR AD VFは、強く叩けて軽やかに振り抜ける、方向性が良い元調子進化系のシャフトです。
剛性は高めですが、しっかりした中に振りやすさもあるので難しいシャフトというわけではありません。
叩いても暴れず左に行きにくいのが特徴で、先がしっかりしているため、力があるゴルファーやアスリートにおすすめです。
| メーカー希望小売価格 | 46200円（税込） |
|---|---|
| フレックス | R2～TX |
| 長さ | 1168㎜ |
| 重量 | 46～77g |
| キックポイント | 中元調子 |
| トルク | 3～5.6 |
| Tip径/パラレル長（㎜） | 8.5/75 |
| Butt径（㎜） | 15.10～15.40 |
手元部に「トレカ®M40X」を使用することによって、もたつきや振り遅れを抑えて強くシャープに振り抜きやすくなっています。
また、先端から中間部にかけては「トレカ®T1100G」を使用し、しなりと強靭さを備え、エネルギー伝達を最大化することによって、打点のばらつきやスピン量を低減しボール初速が向上します。
手元がややしなるため、ゆったりスイングの人や比較的一定のテンポで振れる人だと扱いやすいシャフトでしょう。
FWはしっかりしたシャフトの方がミートしやすくボールがが上がりやすい傾向にあるのでFWでの使用もおすすめです。
打ってみた感想
切り返しのタイミングも取りやすいため振りやすく、低弾道でスピンを抑えてボールを大きく飛ばすことができました。
操作性も十分で安定感もあり、バランスの取れた非常に優秀なシャフトだと思います。
ポチップ
3.Diamana DF（三菱ケミカル）
Diamana DFは低スピンで「飛んで曲がらない」を体験できる、アマチュアゴルファーにも使いやすいシャフトです。
先端の剛性を高め、操作性と方向安定性に優れているのが特徴です。
打点のばらつきを抑え、安定してスムーズに振り抜けるので、アスリートだけでなくアマチュアゴルファーにもおすすめです。
| メーカー希望小売価格 | 44000円（税込） |
|---|---|
| フレックス | R～TX |
| 長さ | 1168㎜ |
| 重量 | 54～88g |
| キックポイント | MID-HIGH |
| トルク | 2.9～4.7 |
| Tip径/パラレル長（㎜） | 8.5/75 |
| Butt径（㎜） | 15.20～15.60 |
Diamana DFは中間から先端の剛性をを高め、吹け上がりを抑えることができる叩けるシャフトです。
上級者やアスリートだけでなく、ヘッドスピードがそこまで速くない人でも、ヘッド挙動が安定するため打点のブレを軽減してくれます。
デザインもよく、どんなカラーのヘッドと組み合わせても合いそうです。
打ってみた感想
手元側にしなりを感じ、軽やかに振ることができました。
重さや硬さを感じることなくまっすぐ飛ばせるのに加え、打点のブレが少なく、ミスが減ったのも良かったです。
どちらかというとヘッドスピードが速すぎない人の方が合う印象がありました。
ポチップ
4.Diamana WS（三菱ケミカル）
Diamana WSは先端部の剛性を高め、抜群の安定感を誇る元調子系のシャフトです。
左へのミスを恐れることなく思い切って振れるため、叩きにいってもつかまりすぎることがありません。
手元側のしなりを感じられるので、切り返しがしやすくタメが作りやすいのも特徴です。
| メーカー希望小売価格 | 55000円（税込） |
|---|---|
| フレックス | R2～TX |
| 長さ | 1168㎜ |
| 重量 | 43.5～83.5g |
| キックポイント | HIGH |
| トルク | 2.8～5.8 |
| Tip径/パラレル長（㎜） | 8.6/75 |
| Butt径（㎜） | 15.40 |
元調子系のシャフトというと、ハードヒッター向きのシャフトで、難しいというイメージがある人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
Diamana WSはシャフト先端はあまり動きがないため手元のタメが自然に作られるため、アベレージゴルファーにも使いやすいシャフトといえるでしょう。
つかまりにくく、左に行きにくいのも特徴で、力がある人やしっかりと身体を回転させてスイングする人におすすめです。
打ってみた感想
安定感があるシャフトという感じです。弾道は高さを抑えた中高弾道でスピン量は少なめ、強いボールが打てました。
先端側も適度に動くので、シャフトの走りによってヘッドスピードを上げていきたい人にも良さそうです。
ポチップ
5.SPEEDER NX GREEN（フジクラシャフト）
SPEEDER NX GREENは中間を柔らかく、先端剛性を高めることにより一体感のあるしなりの動きが感じられ、さらに強い弾道を打てるシャフトになっています。
しなり戻りの力でスムーズにヘッドスピードが上昇し、ボール初速が向上することによって飛距離が期待できます。
| メーカー希望小売価格 | 44000円（税込） |
|---|---|
| フレックス | R2～X |
| 長さ | ‐ |
| 重量 | 48～77.5g |
| キックポイント | 中調子 |
| トルク | 3.0～5.7 |
| Tip径 | 8.5 |
| Butt径（㎜） | 15.10～15.55 |
SPEEDER NXで新しく採用したVARIABLE TORQUE COREテクノロジーをアップデートし、さらにボールスピードがアップしています。
手元側のトルクを抑えて中間部のトルク差をより大きくすることにより、なめらかなフィーリングで一体感のあるシャフト挙動が体験できます。
また、ダウンスイング中の逆しなりを抑えて振りやすくなるため、クラブスピード、ボールスピードに転換され、先端剛性を高めることにより強い弾道を打てるシャフトとなっています。
デザインもかっこよく、珍しい深みのあるグリーンは意外とどのヘッドとも合いますよ♪
打ってみた感想
程よいしなりと走り感が感じられ、先端剛性のため暴れず強い弾道で飛距離を伸ばすことができました。
結構万人受けする使いやすいシャフトなのではないでしょうか。
弾道は抑え気味なので、吹け上がりやすい人にもいいかもしれませんね。
ポチップ
左に行かないシャフト比較表
| 商品 | 詳細 | ポイント | 価格 | フレックス | 長さ | 重量 | キックポイント | トルク | Tip径/パラレル長（㎜） | Butt径（㎜） |
 TOUR AD XC（グラファイトデザイン） |
Amazonで見る | 飛距離重視型のヘッドとの相性抜群 | 46200円 | R2～X | 1168㎜ | 47～85g | 中元調子 | 2.8～5.7 | 8.5/75 | 15.05～15.40 |
 TOUR AD VF（グラファイトデザイン） |
Amazonで見る | 強く叩けて軽やかに振り抜ける | 46200円 | R2～TX | 1168㎜ | 46～77g | 中元調子 | 3～5.6 | 8.5/75 | 15.10～15.40 |
 Diamana DF（三菱ケミカル） |
Amazonで見る | 低スピンで飛んで曲がらない | 44000円 | R～TX | 1168㎜ | 54～88g | MID-HIGH | 2.9～4.7 | 8.5/75 | 15.20～15.60 |
 Diamana WS（三菱ケミカル） |
Amazonで見る | 左へのミスを恐れることなく思い切って振れる | 55000円 | R2～TX | 1168㎜ | 43.5～83.5g | HIGH | 2.8～5.8 | 8.6/75 | 15.40 |
 SPEEDER NX GREEN（フジクラシャフト） |
Amazonで見る | 一体感のあるしなりの動きを体験できる | 44000円 | R2～X | ‐ | 48～77.5g | 中調子 | 3.0～5.7 | 8.5 | 15.10～15.55 |
左に飛んでしまう原因
初心者だけでなく、ゴルフが上達してくると左が怖くなってくる人が多くいます。
ゴルフでボールが左に飛んでしまう原因はいくつかありますが、よくある原因をお伝えしていくのでチェックしてみてくださいね。
根本的な原因として打ちたい方向に真っ直ぐ向いておらず、左を向いて打っているということもあるので、真っ直ぐ構えられているかを同伴者に確認してもらうのもいいでしょう。
身体の捻転ができていない
ゴルフでは上半身と下半身が違う回転をするため、しっかりと身体を捻ることができなければ左方向にボールが飛んで行ってしまいます。
よく言われるのが「手打ち」というものですね。
身体の捻転ができると飛距離アップもできるので、自分のスイングを見直してみるのもいいかもしれません。
ティーアップやボールを置く位置が良くない
ドライバーだけ左へ飛んでしまうという人は、ティーアップの高さやボールを置く位置をチェックしてみましょう。
一般的にはドライバーを打つ場合、ボールは左足親指の前、ティーの高さはヘッドからボールが半分出る程度と言われています。
人によって適切なボールの位置や高さは変わってきますが、基本のやり方を覚えておいて損はないと思います。
アウトサイドイン軌道になっている
アウトサイドイン軌道は、クラブヘッドが外側から入り内側に抜けていくことです。
アウトサイドイン軌道でフェースが開くとスライスが出やすいのですが、フェースが閉じて被ってしまうことによりチーピンやプッシュアウトの原因になるので注意が必要です。
グリップが原因の場合も
左手をかぶせるように握るグリップは、フェースが被った状態でインパクトしやすいので左方向へボールが飛びやすくなります。
グリップが原因と感じるのであれば、少しずつグリップを直すことをおすすめします。
ゴルフクラブのグリップを太くすることにより、手首が使いにくくなるためフェースターンが抑えられ左に飛ぶボールが改善される場合もあります。
