世界の名コースに挙げられるゴルフ場は景観に恵まれた土地を造成した場合が多く、海や湖、眺望を巧みに取り入れています。
山に造られることが多い日本のコースは、人工の造形や植栽を駆使して設計家がデザインしています。
よく東の井上誠一、西の上田治と言われますが、日本人と外国人の設計は思想が違います。私が思うに、コースの中にプレーヤーの技量を試す仕掛けをこっそり仕込んでおくのが日本人設計家。
仕掛けを大っぴらに見せて勝負を挑んでくるのが外国人設計家という印象です。
今回紹介するコースは奇才と呼ばれたピート・ダイの設計。日本では24コースを手がけましたが、彼が日本で初めて設計したゴルフ場がピートダイGC ロイヤルコースです。
さて、どんなコースなのでしょう。
JGJA日本ゴルフジャーナリスト協会会員でゴルフ歴35年、年平均40ラウンド、これまで700コース以上をプレーしている私が実際にラウンドしてきましたのでレポートしますね。
Contents
ピートダイゴルフクラブ ロイヤルコースの口コミと評判
ピートダイゴルフクラブロイヤルコースへのアクセス
都心から約2時間のアクセス。最寄りICからも近いです。
住所:〒321-2341 栃木県日光市大沢町石神1209 TEL:0288-26-0011
日光宇都宮道路/大沢IC/TBより2㎞(3分)
東北自動車道/宇都宮ICより13㎞(15分)
JR東北新幹線・宇都宮駅(東北新幹線・宇都宮駅)
JR日光線・下野大沢駅(JR日光線・下野大沢駅)
東武日光線・下今市駅(東武線・下今市駅下車)
【クラブバス】下今市駅から 2800円、宇都宮駅から 8000円
ピートダイゴルフクラブロイヤルコースのドレスコード
ピートダイゴルフクラブロイヤルコースのドレスコードは来場時のジャケットの着用は義務付けられていません。
Tシャツ、ジーンズ、ジャージ、サンダル等での入退場及びプレーはNGです。
ゴルフウエアでの来場可、ショートパンツ可、ショートソックス可、モックネック可、シャツ出し可。
コース内ではゴルフウエア、ゴルフシューズを着用してのプレーがマストです。
せっかくのゴルフリゾートなんですから、おしゃれして颯爽とクラブハウスに入りましょう。
ピートダイゴルフクラブロイヤルコースの練習場
パター練習場
パッティンググリーンはクラブハウス前にあります。
スティンプメーターは約9.0ft。それほど速くはありません。本来であればもっと速くするところですが、速くすることでプレーが停滞するためと、女性が多いコースなので、女性を気遣ってのことでしょう。
パッティンググリーンでは2mくらいの距離を4方向から打って、タッチを確認しましょう。
また、ドライビングレンジ、アプローチ・バンカー練習場はありません。
開場時は高級コースだったので練習場が充実していたはずですが、PGMになってから閉鎖したのでしょう。
ピートダイゴルフクラブ ロイヤルコースの攻略法(レギュラーティー)
コース全体の特長
ピート・ダイはアイランドグリーンが有名ですが、トリッキーな池が絡むのは2ホールのみで、他は一般の丘陵コースです。
フェアウェイは広くてフラットですが、微妙なうねりもあります。
そして1ペナゾーンが近いです。ラフはそれほど長くはありませんが、傾斜や凹凸で変化をつけています。
場所によっては0.5打のペナルティ効果があります。
私が訪れたのは4月1日でした。桜が満開で植栽の美しさを感じました。
ハザードの配置は見事です。スコアアップには入れたくないペナルティですが、必ずどこかで捕まります。
バンカーはアゴが高く、砂質は柔らかいので距離感が出しづらいでしょう。
池は大きく、技術を問われます。コツは中途半端な距離を残さず、フルショットスイングで池越えを狙うクラブを持つことです。
グリーンは9.0ftであまり速くはありません。が、アンジュレーションがあり、3パットも多くなりそうです。2段、3段グリーンも多いので、必ずピンの下にアプローチしましょう。
1番ホール 328yd Par4
右ドッグレッグのミドルホールです。
チョロしてフェアウェイに届かないと斜面を落ちてOBかも。右サイドのバンカーの上を狙いましょう。
2打目はウェッジの距離。グリーン右サイドのガードバンカーはアゴが深いので入れてはいけません。グリーンも砲台。グリーンオーバーすると返しが厄介ですよ。
ところで、1番のティーイングエリアから桜がキレイに見えました。ビューポイントですね。
2番ホール 185yd Par3
打ち下ろしのショートホールです。
早速、ピード・ダイの洗礼を浴びます。
距離があるショートホールはロングアイアンを力んで振ってしまいますよね。
力むとチーピン(強いフック)が出ます。左サイドには大きな池が待ち受けてます。
池はかなりの大きさ。グリーン右サイドを狙いましょう。
グリーン手前と右側はバンカーを埋めた跡が深く、グリーンへは打ち上げとなります。
グリーンはアンジュレーションがあるので繊細なタッチでパッティングを。
3番ホール 561yd Par5
左ドッグレッグの超ロングホール!
バックティーからだと約600ydもあります。
600ydは3オンでも難しいので4オンボギー狙いと切り替えましょう。
少しでも距離を稼ぎたいので、ティーショットは左サイドの山すそ狙いです。
2打目以降は打ち下ろしていますが、フェアウェイが右に傾斜しているので、左、左と打っていきましょう。
グリーンは砲台で厳しいアンジュレーションです。
ピン下からなら強めにヒットしましょう。
ところで、この3番ホールのティーイングエリアは桜が見事!こんな写真が撮影できますよ。
4番ホール 292yd Par4
ストレートの短いPar4です。
フェアウェイは狭く、左サイドはグリーンまで斜面。
斜面の下はOBではありませんが、確実に1ペナと同じ扱い。いや、それ以上叩くかも。
狙いは右サイドのフェアウェイです。
2打目はグリーン面の見えない打ち上げ。残りはウエッジの距離ですが距離感がとても大事です。
グリーンは砲台です。オーバーも左右も急激な傾斜です。
そして、手前には深いガードバンカー。
高い球でグリーンに乗せるしか手段はありません。
5番ホール 305yd Par4
距離の短いミドルホールです。
しかしH/Cは1。ボギーでOKのホールです。
右サイドは斜面。
こうした場合、普通なら左サイドはのり面で安全なのが普通ですが、ブッシュになっており球は落ちてきません。
フェアウェイが狭いので、方向性が確かなクラブでティーショット。200yd付近はフェアウェイが広いです。
2打目はやや打ち下ろし。
グリーン奥と右側は傾斜しており、左サイドのみ少しだけセイフティゾーンです。
グリーンは大きな3段グリーン。カートNAVIでピン位置を確認してからアプローチ。
6番ホール 258yd Par4
距離が短く、罠がたくさん仕掛けてあるミドルホールです。
打ち下ろしで実際は240ydで届いてしまいそうなグリーン。
グリーン手前の池が遮るものの左サイドならば安全に見えるエリア。
池の手前までは打ち下ろしを加味すると140ydくらい。そして、グリーン奥の2つのガードバンカーはポットバンカーでアゴがかなり高いです。
攻め方は方向性が確かなクラブを選択することでしょう。
ティーショットは左サイドののり面を利用してフェアウェイを死守。
あとは正確なアプローチです。グリーンは受けていて奥が高いので、ピン下から攻めましょう。
7番ホール 428yd Par4
名物ホールのPar4。
左サイドの池は細長く175ydも先まで続いています。
右サイドの林ギリギリを狙ってティーショットすればフェアウェイをキープできます。
2打目はやや打ち下ろし。
2オンには厳しい距離なので、3打目が打ちやすい距離を残すようしましょう。
グリーン左サイドはバンカーやマウンド。花道から攻めましょう。
8番ホール 130yd Par3
出ました!ピード・ダイの真骨頂、アイランドグリーンのショートホール。
わずか130ydなのに池のプレッシャーが襲い掛かります。
セイフティなのはグリーン手前のガードバンカーだけか。
狙いはピン位置とは関係なくグリーンセンターだけです。
池に入ったら特設ティーから3打目です。
9番ホール 466yd Par5
左ドッグレッグのロングホールです。
左サイドは斜面となっておりグリーンまでOBが続きます。
飛ばし屋は左サイドの林越えを狙ってみましょう。約250ydでフェアウェイセンターです。
2打目は打ち下ろし。フェアウェイは広いので右手の池だけに気を付けて。
3打目はグリーンまで打ち上げ。グリーン周りはすべて斜面です。左サイドの大きなガードバンカーに気を付けてアプローチ。
10番ホール 568yd Par5
距離の長いWドッグレッグのロングホールです。
OUT3番ホールと同じようにバックからは約600ydです。ピートダイGCロイヤルCはスループレーなのでロングホールが続きます。
ロングの連続は疲れますね(笑)
左サイドはずっとOBゾーンですので、右サイドの山すそを狙ってティーショット。
この山すそには桜並木が広がっています。
2打目は池に気を付けてフェアウェイキープ。
グリーン周りまで池が続きます。ガードバンカーはないので左サイドから攻めましょう。
グリーンは大きなうねりのある3段グリーンです。
11番ホール 337yd Par4
やや打ち上げで左ドッグレッグのミドルホールです。
ティーイングエリアの右には池がありますが気にしなくていいでしょう。
ティーショットはフェアウェイキープがマストです。
左サイドはずっとOBが続きます。
2打目はグリーン手前、右側のガードバンカーにl注意して、花道から寄せましょう。
このガードバンカーもアゴが高く、脱出するだけでも一苦労ですね。
12番ホール 186yd Par3
距離のあるショートホールです。
OUT8番のアイランドグリーンほどではないにせよ、三方が池に囲まれ、右手前しかセーフティエリアがありません。
あえて安全なエリアを造ったのもピート・ダイの仕掛けです。
距離はあるが打ち下ろしのショートホールはワンオンさせたいのがプレーヤー心理。
ロングアイアンは真っすぐ打ち出すのが難しく、力むと必ずヒッカケます。
そして左サイドには池。
12番はガードバンカーの手前にレイアップが正解です。それなら160ydで十分です。
打ち下ろしを考えれば7番か8番アイアンでOK。そして次は30ydのアプローチ。
長いショートホールでParを獲るには、この方法がベストです。
なお、常にアゲインストの風が吹く12番ホールは200yd近いと思って番手選びをしましょう。
13番ホール 331yd Par4
緩やかな打ち上げのミドルホールです。
フェアウェイ右サイドを狙うつもりでゆったりティーショットすれば左手の池にヒッカケることはありません。
2打目はガードバンカーに塞がれたグリーンを狙わなければいけません。
このガードバンカーだけは入れてはいけません。2オンを狙わず、グリーン右手に球を運んで、寄せワンParがマネジメントです。
14番ホール 385yd Par4
距離のある右ドックレッグのミドルホール。
H/C2ですがフラットで比較的易しいホールです。カート道路沿いにティーショットしてショートカット。
2打目はまだ距離が残ってます。グリーン周りにはガードバンカーはありませんが、花道が狭く、左右は傾斜しているので、グリーン手前で止めておきましょう。
アプローチでピン下に寄せられたらPar奪取できたようなものです。
15番ホール 167yd Par3
そこそこ距離のあるショートホール。
奥行きが狭いグリーンはワンオンが難しいです。
グリーンは砲台で手前のガードバンカーはアゴが高いため、バンカー方向を避けてティーショット。
ショートホールでミスショットしてもParを獲るコツは、左右にブラさず手前で留めておくことです。よって大きめのクラブは選択しないことです。
16番ホール 336yd Par4
ストレートのミドルホール。
左サイドは斜面ですが、右サイドののり面なら安全。
ティーショットは右側の山すそ狙いです。
2打目はグリーン周りのバンカーに気を付け、右サイドから攻めましょう。
グリーン周りの3つのガードバンカーはどれに捕まっても厄介です。
17番ホール 472yd Par5
ストレートのロングホール。
右サイドは斜面。
左サイドの林に入るとOB。そしてフェアウェイは狭い。
狭いホールはティーショットで確実にフェアウェイキープが鍵です。
ロングホールの2打目はグリーンに近づきたいのでフェアウェイウッドを持ちたくなりますが、狭いフェアウェイですから方向性確かなクラブでショット。
ミドルアイアンでOKです。
グリーン手前には深いガードバンカー。少し大きめでいいので、グリーンセンター狙いでアプローチ。
18番ホール 355yd Par4
クラブハウスに向かって打ち下ろしのミドルホールです。
左サイドは斜面ですし、フェアウェイは左に傾斜しているので、右サイドにティーショット。
右手に大きな岩がありますが、気にせず2打目を。グリーンは大きいのでピン位置を確認して番手選び。
グリーン周りのバンカーは最後まで厄介です。そしてグリーンの周囲は斜面。
高い球でピン下に寄せましょう。
売店
売店とWCはOUT6番ホールとIN15番ホールのティーイングエリア前にあります。
いずれも無人で飲料と軽食の自販機があります。スコアカードをかざすだけで購入できます。
自販機は、アクエリアスが230円、天然水が180円、缶コーヒーが190円です。
事前にコンビニで買っておいたほうが良さそうですね。
カート
乗用カートは自走式。天候によりフェアウェイへの乗り入れ可です。
天井ネットはありませんが、背面には上下にカゴがあり収納力は十分です。特に下のカゴにはカバーが付いています。カラスが多いからですね。
ところで、カートの乗り入れはフェアウェイにタイヤ痕を残します。
ボールの真横にカートを横付けできるのは便利ですよね。でもゴルフは本来、歩きのスポーツです。
健康な人・若い人はカート道路を走行しませんか。
スコアカード
ティーイングエリアは4つあり、スコアカードでは色分けされています。
600yd近いロングホールが2ホール、180yd以上のショートホールが2ホールあるのにレギュラーティーの総距離は6,090ydしかありません。
なぜならミドルホールが総じて短いからです。
飛ばなくてもコントロールの良いプレーヤーは、いいスコアで回れるということですね。
スコアカードには売店、WC、避雷小屋の場所が明記してあり助かります。
意外なことですが、これらの場所を明記していないスコアカードはかなりあるんですよ。
設計は奇才と呼ばれたピート・ダイ
ピート・ダイは生涯で多くのコースを世界各国に設計し、メジャートーナメントの会場となったコースも29コースもあります。
彼は自然を活かした造形美と枕木を使ったバンカーが特長的ですが、奇才と呼ばれるようになったのはフロリダにあるTPCソーグラス スタジアムコースの名物ホール17番の浮島グリーンの奇抜さでした。
プレーヤーズ選手権が開催されている名門コース。
わずか137ヤードながら、プロでも1試合平均40個は池ポチャするという難ホールになりました。
日本では24ものコースを設計し、浮島グリーンは彼が設計したコースの多くで見ることができます。
また、今でいうSDG’sをゴルフ設計で行った人でもありました。
ゴルフ場で最もコストがかかるのがバンカーの砂です。
雨に流され、風に飛ばされる砂は定期的に補充しなければなりません。
が、バンカーの壁に枕木を貼り付ければ補充する砂は少なくて済みます。枕木の発想もピート・ダイです。
ピートダイゴルフクラブ ロイヤルコースの施設をチェックしました
クラブハウス
ピートダイGC ロイヤルコースは1988年にゴルフ場経営大手のSTT開発により開場しました。(当時の名称は「ピートダイゴルフクラブ」)
STT開発はプレステージCCなど高級ゴルフ場を11ヶ所経営していましたが、バブル崩壊後に不動産投資の失敗から倒産。
2003年にPGMグループの経営となりました。
クラブハウスはさすが、バブル期の建築物です。
造りが大変豪華でロビーから天井までの吹き抜けとなっています。
受付も豪華な雰囲気。楽天チェックインは使えません。
また、精算は精算機でできます。
ラウンジ
出入口近くのラウンジからはコースが見渡せて、すごく雰囲気がいいです。
記念撮影したくなりますね。
プロショップの前にもラウンジがあります。
おしゃれなソファや調度品があり、バブル期の面影を残しています。
ロッカールーム
ロッカーも高級コースのデザインです。
かなり立派で、大きな荷物も十分入るスペース。
奥には「ゆ」と書いた暖簾が見えます。お風呂はロッカールームの奥です。
化粧室
天然大理石の天板、金縁の鏡。こうした華美な造りはバブリーです。
タオルは布ではなくペーパータオルでした。
洗面所の水はねは次に使う方のためにひと拭きしておきましょう。石川遼プロが父親に最初に教わったそうですよ。
レストランはありません
2021年からレストランを閉鎖して、スループレーに切り替えました。そのため、プレー中に軽食が食べれるよう、地元で評判のキッチンカーにてシェイクうどんやホットドックを販売しています。
また、コース売店でも軽食を自販機で販売しています。
あんぱん、メープルキャラメルパン、カロリーメイト、ポテトチップ等。スコアカードをかざすだけで購入できます。
事前にコンビニで仕入れてきたほうが良いかもですね。
レストラン営業を止めたのは、近所にあるピートダイGC VIPコースと差別化した試みを行っているとのことでした。
大浴場
もちろん、大浴場も豪勢な造りです。
しかし、1988年開場なので、洗い場に仕切りはありませんし、サウナもありません。
仕切りやサウナの設置が流行ったのは2000年以降のゴルフ場です。
脱衣所は普通ですが、洗面台のマーブル模様の大理石が異彩を放っており、眩しいくらいです。
化粧品はPOLAのアクアバランス・オムのヘアリキッドと、化粧水。花王のFIESTAのヘアトニックが備えてありました。
なお、女性浴室のシャンプー、コンディショナー、ボディソープはPOLAとDHCを設置。
ドライヤーは速乾性のあるナノケアやプラズマクラスター等。
化粧品類はオリーブバージンオイル配合のヘアミルク、ボディ&ハンドミルクを備えています。
プロショップ
プロショップはロビーを広々と使って展開していました。
さすが、PGMの経営!という品揃え。消耗品からウェア、シューズ、キャディバッグまでディスプレィしてあります。
特に女性ブランドが多いですね。ゴルフ場のプロショップは街の専門店よりもお買い得な品が隠れています。
必ず覗いておきましょう。
お土産
お土産はお菓子類が数点ありました。
若い女性が思わず手に取りそうな品々。
地元の生鮮品は置いてないのでPGMはあまりお土産には力をいれてないようです。
PGMが女性におすすめするANGEL GOLF
PGMでは全国のグループゴルフ場から20コースを「女性におすすめのゴルフ場」を選定。その名をANGEL GOLFと名付けました。
選定基準は「レディスティーからの距離が短い」「トイレの数が多い」「電車で行ける」「写真映えコース」など。
ピートダイGCロイヤルコースは「クラブハウスがキレイ」「初心者にもおすすめ」がその選定理由。
しかし、500ydもあるホールが2ホールあり、総距離も5,038ydもあること。
バンカーが深く脱出が厳しいこと。
8番ホールなど池ポチャやOBなどボールを失くすホールが多いこと。
難しいコースのため、スロープレーになりそうなこと。
スループレイのためレストランでランチする楽しみがないこと。
などから、決して女性向きなコースだとは思えないのですが、女性のゴルファーの皆さん、いかがですか?
ピートダイゴルフクラブ ロイヤルコースの評価
評価 | 解説 | |
---|---|---|
コースの面白さ | 5 | 挑戦欲が掻き立てられるか。 |
コースの起伏 | 3 | 起伏があるほうが数値が低い。 |
フェアウェイが広い | 3 | フェアウェイの幅。 |
距離が長い | 3 | レギュラーティからの距離。長い方が数値が高い。 |
グリーンの難易度 | 4 | アンジュレーションが効いているか?難しい方が数値が高い。 |
ハザードの難易度 | 4 | バンカーや池等の数や配置。難しい方が数値が高い。 |
OBの危険度 | 4 | OBゾーンが近いか?危険度が高いほど数値が高い。 |
コースの景観 | 4 | コースからの眺望。植栽の美。 |
メンテナンス | 4 | 下草の処理や、グリーンの状態など。 |
付帯設備・キャディ | 1 | 練習場の充実度。カートやグリーンの解説等(キャディ含) |
料金 C/P | 5 | コース評価に対して料金が安ければ数値が高い。 |
アクセス | 4 | 都心からの距離。最寄りICからの距離も参考。 |
食事が美味しい | 0 | メニュー量や味、レストラン充実度など。 |
ホスピタリティ | 3 | スタッフの姿勢。設備や備品の心遣い |
楽天GORAのクチコミ評価8項目よりも多い14項目で評価し採点しました。
ピートダイGCロイヤルコースは奇才ピート・ダイの旬の時期の作品。素晴らしいレイアウトで難易度も高い素晴らしいコースです。
しかし、コース紹介のホール図を見ていただければわかりますが、PGM系列となってからガードバンカーの多くを埋めてしまいました。
また、カートもフェアウェイ乗り入れ可です。
理由はスロープレーを防ぐためでしょう。
料金が安いことでマナーが身についていないプレーヤーも多いためか、グリーンのピッチマークも目立ちました。残念です。
本来ならば4.5以上の評価としたいコースです。
(2023年4月取材・構成:JGJA日本ゴルフジャーナリスト協会会員 影山 篤)
- 住所:〒321-2341栃木県日光市大沢町石神1209
- TEL:0288-26-0011
- 車:日光宇都宮道路/大沢IC 2 km
- 電車:東武日光線 ・下今市駅からタクシーで約2800円
- クラブバス:なし