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初心者は変化を体験する!インソールのパイオニアが造るゴルフ専用インソール

近年、インソールが注目を浴びています。

これまでブランドやデザインで靴を選び足が痛いのを我慢して履いていたユーザーが「履き心地」や「足の健康」に感心を持つようになり、インソールの効果を実感しています。

そして、もうひとつ。スポーツ選手のインソール需要の高まりです。より良い成績を出すための「高機能インソール」。

例えば、プロゴルファーのインソール装着率は100%です。

今回、ご紹介する株式会社村井は昭和6年創業。

しかし、シューズメーカーではありません。創業時は靴資材の商社。

その後1960年から靴のあらゆる部品を専門に製造してきました。

そして、インソールの製造販売を開始したのが1971年です。インソール製造、53年。まさにパイオニアだったんですね。
株式会社村井はシューフィットを研究、製造している企業です。

そんな株式会社村井が満を持して2020年にゴルファーのために開発した製品が「インソールプロスポーツGOLF」です。

今日は、ゴルフ歴37年。年間40ラウンド。最近は年齢による筋力低下で飛ばなくなり、扁平足のため疲れやすい私がお話しを伺ってきました。

お話しをお伺いしたのは、株式会社村井の代表取締役会長 村井隆さんと営業部マネージャーの大島浩智さんです。

村井会長と大島様photo:村井会長と大島様
本記事はアフィリエイト広告を利用しております。

ゴルフに特化した「フォームをサポートするインソール」

(Q)最初に「インソールプロスポーツGOLF」を履いてプレーした私の実感と同伴した中級者の変化を見てもらいましょう。
中級者の若者には何も言わずに履いてもらいました。

( 左:装着前  右:装着後 )

装着前の写真は初心者にありがちな右足のタメができていないパターン。この膝では力が逃げてしまいます。

装着前には右ひざが外に流れ、軸がスウェーしていましたが、装着後は右ひざが安定し、軸のスウェーも改善されました。

これにより、彼のスライス癖は修正されました。なぜでしょう?

(大島さん)この秘密は「インソールプロスポーツGOLF」の右足の形状にあります。

インソール右足のかかと部外側に厚みと傾斜を持たせているので、自然と右ひざがやや内側を向きます。

©小学館「KING GOLF」佐々木健 谷将貴

 

(Q)少年サンデーSで連載中のゴルフ漫画「KING GOLF」では、このようにレッスンするシーンが描かれていました。

まさに、この小道具の機能をインソールで具現化したのが「インソールプロスポーツGOLF」ですね。

この右足の傾斜のある厚みにより正しい体重移動が身に着くんですね。
そして、実は左足にも秘密があるんですよね。

(大島さん)はい。左足の形状は右足とまるで異なります。

かかと部外側はフラットな形状。しかし、母指球が当たる箇所に凹みを施しました。

母指球は普通、意識しませんが、凹みがあることで意識しやすくなっています。

(Q)そうですね。この中級者の彼もこれまでのスイングより、左の壁ができてしっかり左足を踏み込めています。

実際にフォームが改善されたので、飛距離も15ydくらい伸びてました。

また、左右への球の散らばりも改善されました。

ゴルフは右足と左足で役割が違います。しかし、ほとんどのメーカーのインソールは左右対称。

この「インソールプロスポーツGOLF」のように左右非対称で、それぞれの足の役割をサポートしてくれるインソールは見たことありません。

(大島さん)はい、それが「インソールプロスポーツGOLF」の特長です。飛距離アップと球筋安定を実現するために研究開発しました。

(Q)ひとつ提案なんですが、右足の傾斜と厚み、左足の母指球箇所の凹みをもっと極端にすれば、初心者にはとても効果的かと思います。いかがですか?

(大島さん)この形状に到達するまでかなり試作をしました。
極端な形状案も試しましたが、ゴルフはスイングよりも歩いている時間のほうが圧倒的に長いですよね。極端な形状だと歩きにくいんです。

東京工科大学にも協力を要請し、専門の機械で動作解析しました。

普通に歩いても履き心地が良く、そして疲れにくいのもインソールの大事な役割ですから、そこも両立するように設計しました。

(Q)なるほど。それではスイング時に足裏を意識するようにすればいいんですね。たしかに、意識すれば右足の傾斜や左足の母指球の感触は気づきますから、スイングが改善できますね。

それから私が感じたのは、ヒールカップが深く硬いので、スタンスが安定したこと。
傾斜地で構えた時にも重心がセンターに残りました。

そして、疲れにくいこと。ラスト3ホールは足腰の疲れからスコアがボロボロになるのが常なんですが、その疲れがほとんどありませんでした。

「インソールプロスポーツGOLF」は初心者もですが、我々中年ゴルファーにも頼りになります。

お値段は税抜き5,000円ということですが、市場を見てみると1,000円台~30,000円台まで実に幅広い価格です。

(大島さん)一般的なスポーツ用インソールの相場感から価格を設定しました。

ゴルフ用インソールとしては、かなり手頃な価格設定となりましたが、独自の機能を備えており一人でも多くのゴルファーに使用していただきたいと考えています。

(Q)ありがとうございます。懐の寂しいアマチュアゴルファーには嬉しい限りです。安いインソールは耐久性が無くて、すぐにクッション性がヘタってしまうので、気を付けなければいけません。
それにこの製品は2020年にグッドデザイン賞も受賞されました。そして特許も取得されている「インソールプロスポーツGOLF」。これは多くの悩めるゴルファーに体感していただきたいギアです。

SPINGLE SP-1651photo:SPINGLE SP-1651
DIANA BL44563photo: DIANA BL44563

ところで、デザインが人気のスピングル社およびダイアナ社のゴルフシューズにはデフォルトで「インソールプロスポーツGOLF」が内蔵されています。めちゃくちゃカッコいいですよね。

株式会社村井は「足の研究所」

(株)村井さんを訪問する前にHPを拝見させていただいたところ、その企業ポリシーに感銘しました。

なにより人々の足の健康を第一に考えて製品を創っています。

「インソールプロスポーツGOLF」にはこうした土台があって生み出されたのです。
(株)村井のモノづくり姿勢を伺いましょう。

(Q)靴メーカーではなく、靴部品のメーカーであることで、靴メーカーにはない特長があると思います。御社の強みは何でしょうか?

(村井会長)弊社の強みは大きく分けて3つあります。

1.靴型から主要靴部品、そして足元の製品(インソールやパッド等)の企画から研究開発、設計、金型製作、製造、販売をワンストップで行っています。
それにより、お客様への対応や製品作りがスピーディに行われます。

2.開発力です。毎年特許を出願しています。(特許保有数27件、特許出願中5件)
これはオープン・イノベーションにも取り組み、業界初、世界初の新製品を生み出す開発力を備えているからです。

3.オンリーワン製品を作るための金型や製造機械を自社で作る技術力を備えている
ことです。

(Q)私が特に関心を持ったのは「足」や「靴」と真摯に向き合い、快適な履き心地を届けるための製品企画や研究開発です。まさに「足の研究所」という印象を持ちました。

(村井会長)「靴」と「人間工学」の知識や技術を用いて、日々新たな研究・開発を行っています。

「3Dスキャナー」や足にかかる圧力を可視化できる「足圧分布測定システム」など、最先端のデジタル機器を導入しており、これら高度な測定器を用いた実験による「定量評価」と実際に製品に触れどのように感じたかという定性的な「官能評価」の両方を行い、納得のいく結果が得られたモノだけを製品化しています。

(Q)その研究の成果がフットケア製品やプレミアムルームシューズなんですね。

(村井会長)フットケア製品は、足の健康を守り快適さを追求する自社ブランド(Shoesfit.com)です。「インソールプロスポーツGOLF」もコレです。

足のケアを重視し、「足に合っていない靴を履かれている方」「足のトラブルを抱えている方」「スポーツ等のパフォーマンスを上げたい方」に向けて提供しています。

現在のアイテム数は120を超え、外反母趾や扁平足などのトラベル別に開発したインソールプロシリーズは根強いファンの多い製品になりました。

また、家の中でも快適に過ごせるプレミアムルームシューズ「フットローブ」の製造を2011年に開発しました。

バランス良く歩ける踵の高さ、室内でも足のトラブルケアができる形状付きインソールなど、研究を重ねて誕生した「フットローブ」は高価格であるにも関わらず、口コミで人気が広がりました。

グッドデザイン賞4年連続受賞の快挙

(株)村井の製品は4年連続でグッドデザイン賞を獲得しました。
グッドデザイン賞はデザインだけでなく機能や企業姿勢も評価対象ですから凄いことです。

2019年度 「インソールプロスポーツランニング」
2020年度 「インソールプロスポーツGOLF」
2021年度 「ママインソール」
2022年度 「キッズインソール2」

子供から大人の男女まで網羅する製品群。ゴルフの前にランニングがあったんですね。

(Q)ゴルフ用インソールを開発する前にランニング用も開発されています。
スポーツインソールの開発の経緯から教えてください。

(大島さん)私たちの造ってきたインソールは

  1. 外反母趾や足底筋膜炎(かかと痛)といったトラブルから足を守りたい。
  2. 靴の履き心地をもっと快適にしたい。

というプロテクト(守る)とフィッティング(履き心地向上)に重きを置いた企画開発を行っていたため、スポーツ用インソールは15年ほど前から企画していたものの実現には至りませんでした。

その後、足や歩行、形状設計への知識や技術の高まりや、TOKYOオリンピック2020の開催が決まりスポーツへの機運が盛り上がったこともあり、最初のスポーツ用インソールとして、ランニング用インソールを企画開発することになりました。

(Q)今や、インソールプロシリーズはGOLF、ランニングの他にもウォーキング、トレッキング用と4種類もあります。

また、スポーツ以外でも断熱断冷、安全靴用、ブーツ用等々のシーン別インソールと外反母趾、腰痛、膝痛、O脚、かかと痛、足底筋膜炎、産前・産後用、等々のトラブル別インソールがあり、幅広い悩みに対応しています。

今後、どのようなインソールを開発しようと研究されているのでしょうか?

(大島さん)最近では、ありがたいことに、さまざまな企業様からインソールのオファーをいただいております。

今後もそれぞれのニーズに沿った、そして足もとから健康と快適をお届けできるインソールを開発して行きたいと思っています。

インソールを体験してみよう

(株)村井の本社ビル1Fは「ARUKU COFFEE & GALLERY」という美味しいコーヒーが飲めるお店となっており、ショールームも兼ねています。

足の悩みがある方、パフォーマンス向上を目指している方など、ここでは試着が可能で、販売も行っています。

あなたの足にフィットするインソールを見つけられるのはもちろん、もし「こんなインソールが欲しい」という希望があれば、もしかしたら(株)村井がそれを叶えてくれるかもしれませんよ。

▶(株)村井本社 東京都豊島区北大塚2丁目27番4号

▶ネット通販・シューズフィット・ドットコム  https://shoesfit.com/
▶(株)村井HP  https://e-murai.jp/

(2024年3月取材・構成:JGJA日本ゴルフジャーナリスト協会会員 影山 篤)

ABOUT ME
影山篤/編集主幹・ゴルフジャーナリスト協会会員
JGJA・ゴルフジャーナリスト協会会員。 広告会社を経て株式会社アドコンダクターを設立。 ゴルフ歴35年、年平均40ラウンド、これまで700コース以上をプレー。ゴルフコースの設計者の意図を組み攻略法を分かりやすく解説することをモットーにするゴルフジャーナリスト。 テレビ東京・年始特番「フレンドリーゴルフ」を3年間担当 テレビ東京・レギュラー番組「塩谷育代のゴルフ魅せます」を担当 文化放送・レギュラー番組「牧野裕のナイスオンサタデー」にて4年間プロデュース業務を担当。近年では「観光+ゴルフ」というゴルフツールズムを提唱し、地方の活性化に力を入れている。高品質で安価なゴルフ場カレンダーも制作しているクリエイターでもある。 ※ゴルフラボでは取材記事も執筆させていただいております。 取材依頼・お問い合わせはこちら
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